FlashToHaxeConverter ver 3.0 リリース
Flash ライブラリ内の構造をそのまま Haxe extern ファイルに出力を行う、FlashToHaxeConverter のアップグレードを行いました。今まで扱いにくかった箇所をなるべく取っ払い、使いやすさ向上を図っています。
https://github.com/siratama/Flash-To-Haxe-Converter
設定画面をダイアログ表示に変更
今までは FlashToHaxeConverter を利用するために、別途設定ファイル用 jsfl を用意する必要がありましたが、ver 3.0 からは必要ありません。Flash コマンドメニュー内 FlashToHaxeConverter を選択すると、設定用ダイアログウインドウが表示されます。
設定した値は fla ファイル内に記録されるため、ノートPC等 別作業環境に移してもそのまま利用できます。
ファイル出力先は fla ファイルを基準とした相対パスで指定します。
出力処理見直し
今までは 出力対象となる ライブラリ内フォルダを事前にクリックする必要がありました。ver 3.0 からは自動でリンケージ設定が行われているムービークリップを判定するため、煩わしいクリックの手間がなくなりました。
FlashToHaxeConverter の特色
Toolkit for CreateJS 用として出力される Haxe extern クラスファイル内には、以下のプロパティが付与されます。
・Sound.manifestId
・Bitmap.manifestId
・Bitmap.nominalBounds
・Container.nominalBounds
・MovieClip.nominalBounds
・MovieClip.frameBounds
manifestId は Toolkit for CreateJS から出力される html ファイル内 manifest 配列に記述されているものとなります。
nominalBounds, frameBounds は Toolkit for CreateJS から出力される js ファイル内 各クラスに付与される Rectangle 型の情報です。
廃止した機能
意図しないファイル削除が行われてしまう事を避けるため、Haxe ファイル出力ディレクトリの自動クリア機能は削除されました。
よって、fla ファイル内ライブラリの構造に変更を行った場合、Haxe 出力ディレクトリ内には以前の無駄なファイルが残ってしまう事があります。
無駄なファイルの削除を行いたい場合、手動で Haxe 出力ディレクトリの削除をお願いします。出力ディレクトリは自動的に生成されますので、出力ディレクトリを丸ごと削除してしまっても問題ありません。
その他
toolkit-supporter さんのように 格好良い パネル形式のものにしたかったのですが作り方がわからなかったため、ダイアログ表示となりました。
動作検証は Windows 7 で行なっているため、Mac 上で動作しない等ありましたらお気軽にご連絡ください。
[ FLASH ] [ tips ] [ update ] 投稿者 siratama : 2013年06月19日 20:30