FlasCC : Box2D_for_quickfix.swc 作成
前回 FlasCC からコンパイルされた Box2D.swc にクラスパスを通すと、FDT が重くてまともに動作しないと記述しました。
このままでは FlasCC box2d の動作検証用のコーディングもままならない、という事から、Box2D.swc 内の box2d 関連用クラスのみを抜き出した、Box2D_for_quickfix.swc というものを作成しました。
ダウンロード Download
http://www.dango-itimi.com/blog/swf/171/download.zip
Box2D_for_quickfix.swc はその名の通り、FDT(その他 AS3 用エディタ) の quickfix を快適に動作させるためだけのものとなります。Box2D_for_quickfix.swc 内のクラスはすべてダミーであり、メソッドの中身はほぼ何も記述していません。よって、Box2D_for_quickfix.swc の内容を swf に埋め込んで利用しようとしてもエラーが発生します。
Box2D_for_quickfix.swc ファイルの他、参考用としまして、設定したダミーのクラスファイル一式を上記ダウンロードファイル内 src ディレクトリに配置しています。
使い方 how to use
コーディング中は Box2D.swc にはクラスパスは通さず、Box2D_for_quickfix.swc にクラスパスを通します。そして、swf パブリッシュ時にコンパイルオプションで Box2D.swc を swf 内に埋め込み、Box2D_for_quickfix.swc は swf 内には埋め込まないような記述を行います。
FDT の場合は Run Configurations の設定画面で swc の埋め込み/除外設定を行います。
[Auto add project SWCs to arguments] のチェックを外すことで、パブリッシュ時 Box2D_for_quickfix.swc は埋め込まれなくなります。
そして、Launcher specific compiler arguments テキストエリア内に -include-libraries の行を追加する事で、Box2D.swc が swf 内に埋め込まれます。
本当は、[Auto add project SWCs to arguments] のチェックは外さずに、-external-library-path の記述を行うことで 利用しない swc の埋め込み指定を行いたいのですが、どうも Box2D.swc からエラーが発生してしまい断念しました。