FDT5 リリース
AS3 用エディタとして利用している FDT の新しいバージョン FDT5 が昨日登場しました。
早速導入してみようと eclipse プラグイン設定から http://fdt.powerflasher.com/update/ へアクセスしてみるも、FDT4 までしか見つからない状況。twitter の情報を追ってみると、プラグイン版はまだとの書き込みを発見。プラグイン版が出るまで、うずうずしながら使用はしばらく待ちたいと思います。
コード補完機能の向上
ざっとどのような機能があるのか見てみたところ、一番に目についたのはエディタのコード補完機能が向上したという点。
値から変数と型宣言を自動で補完してくれたり、ローカル変数定義を直でフィールド変数定義に変換してくれたり、値をフィールド定数値に変換してくれたりと、かゆい所にまで手を届けてくれた感じの機能向上です。コーディング時で薄々不便に感じていた点を補完してくれるようになり、開発効率も微量ながらアップすることでしょう。
メソッドの戻り値に対する変数と型宣言も補完してくれそうな気もしますが、上記サイト内にはその説明がなかったので試してみないとわからないところです。例えば「test.run();」という記述を「var *:int = test.run();」と補完してくれるのならば、とても効率がアップします。
haXe サポート
以前 FDT の blog で文字を目にしたことはありましたが haXe とはなんぞや状態でノーチェックでした。haXe のサイト内説明を見てみたところ、なんとも面白そうなプログラミング言語であることがわかりました。
javascript でのゲーム開発、といったソースコード量が大変多くなりそうな時に、代行手段として haXe を用いることができるのではないかな?と感じました。現行の javascript を記述していて一番問題に感じるのは、eclipse の Refactor 機能(Rename, Moveコマンド)を用いる事が可能なエディタが存在しない、という点です(存在していたらごめんなさい)。大規模開発にて javascript の利用が厳しいと感じるのは、これが理由です。
しかし FDT の Refactor 機能を haXe に用いることが可能ならばこの問題は解決します。AS1 の利用をやめ AS2 を利用するイメージと同等となります。とはいえまだ試してもいないので、FDT の Refactor 機能が haXe に利用できなかったらごめんなさい。
haXe にて jQuery といった外部ライブラリを利用したい場合、どのように記述するのだろうか、それとも同等の API が用意されているのだろうか、等 疑問は多々ありますが、時間があるときに簡単に調査したい所です。
フリー版
FDT5 には機能を制限したフリー版があります。フリー版では肝と言える Refactor 機能の利用はできませんが、基本となるコード補完機能の利用は可能のようなので、eclipse + FDT によるコーディングがどのようなものか、これを機に試してみてはいかがでしょうか。
ダウンロードページ
http://fdt.powerflasher.com/buy-download/
vi 使いの方には合わせて viPlugin for Eclipse (有料)の導入もお勧めします。
[ FLASH ] [ info ] [ tips ] 投稿者 siratama : 2011年10月27日 11:09