Photoshop CS5 :スライス使用時「Web およびデバイス用に保存」のメタデータ設定に注意
Flash Lite にて、とある制約上、一枚の画像をあらかじめ細かく分割して使用しなくてはならない場合があります。分割画像を作る場合、私は Photoshop のスライス機能を用いる事にしています。
ここで、過去 Photoshop のいくつかのバージョンで行った同じ手順にてスライス画像を作成してみたところ、0.5~1KB 以内に収まるはずの一つのスライス画像容量が 4KB 以上となってしまう現象が発生しました。
スライス画像は総数 80枚 ほどあるため、80 * 4KB = 320KB で出力されるという結果に。Flash Lite の容量制限 100KB を大きく超えてしまっています。
問題は、Photoshop の「Web およびデバイス用に保存」の際での「メタデータ」の項目を「著作権情報」に設定していた事が原因でした。一つずつの画像内にメタデータが混入されてしまっていたようです。「メタデータ」の項目を「なし」にすることで問題は解決しました。
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ちなみに Flash は PNG 画像をインポートする際、メタデータは含まずに読み込むため、Photoshop の設定でメタデータ項目は何に設定していても問題はありません。検証していませんが GIF でも PNG と同じ扱いになると思われます。(Python + SWFバイナリ解析 その4 : パレット形式の png 埋め込み)
よって、上記問題が発生するのは、JPEG でスライス画像出力を行い Flash に読み込んだ場合、となります。
PNG や GIF を Flash でインポートした際、読み込み元画像の容量が微妙に減っている、という場合は、画像データ内のメタデータが原因の可能性があります。