FDT + FCSH キャッシュ有効設定
現在製作している Flash コンテンツにてクラスファイル数が 200 近くになっているのですが、一度のパブリッシュ時間が 30 秒近くかかる状況になってしまっています。グラフィックシンボルは別 fla ファイルに切り分けているので、ソースコードの解析に時間がかかっていそうです。
少々のソースコード変更に対して 毎回 30 秒待たされるのは非常に時間の無駄です。まだまだ未完成コンテンツもあり今後さらにソースコードは増加していきます。
ここで、FCSH というものの存在を思い出しました。劇的にパブリッシュ速度を速めてくれるといものです。AS3 を記述するエディタは FDT を利用しており、FDT には丁度 FCSH で簡単に swf を書き出す機能がついています。
早速試してみたところ、確かに swf を書き出す速度は早くはなりましたが、時間は半分くらい短くなった程度。確か初回書き出し時はあまり早くはならず、二回目以降はキャッシュが効き劇的に早くなるはずですが早くなってくれない。おかしいなあと調べてみたところタイムリーな記事が。
FDTでFCSHのキャッシュがきかない問題 : RingoDiary
http://d.hatena.ne.jp/rin_go/20090612/1244799938
俺は口うるさい姑か?的fcshを英語版で動かす話。: タロタローグ ブログ
http://blog.tarotaro.org/archives/15
flex SDK インストールフォルダ内 bin/jvm.config の内容を書き換えれば、FCSH のキャッシュが有効になるとのこと。書き換えてみたら、うおー、なんじゃこの速度は。今までの時間を返せと言いたくなるくらいの速度で swf を書き出してくれます。(1秒かからない)
上記設定を行なうことで同時に、FDT AS3 Application の Run コマンド実行時、何故か External SWF Viewer 等が起動しなかった不具合が直ってしまったのもめでたい。
以下、FDT AS3 Application から FCSH を設定するまでの動画と簡単な説明です。
※動画再生後 右下から二番目のボタンで原寸サイズの表示になります。
(1)適当なプロジェクト選択
(2)Run Configurations から プロジェクトに対する swf の書き出し設定記述
(3)コンパイラとして使用する Flex SDK インストールフォルダの jvm.config 内に
FCSH のキャッシュを有効にするための記述を追加
(4)Run コマンドで swf を書き出し
(5)二度目以降の Run コマンドの実行による swf 書き出しは高速に
(今回のプロジェクトではソースファイルは少ないので速度に大差はありません)