VimからMTASCを利用しFlashの文法チェックを行う
Vimは内部から外部プログラムを実行できます。
例えばtest.plファイルをperlコマンドで実行する場合次のようなコードになります。
:!perl test.pl
Vimのこの機能を利用して、Vimでasファイル(ActionScript2.0のクラスファイル)を開いた場合、そのままVim上でFlashの文法チェックを行う方法を以下に記述します。
文法チェックに必要なツールとして、MTASCというフリーのActionScript2.0コンパイラーを使用します。
まず、こちらのサイトを参考にMTASCをどのディレクトリからでも実行可能状態にします。
MTASCインストールマニュアル
インストール設定が済みましたら、適当なasファイルを作成し、Vimのコマンドラインモードで
:!mtasc %
と実行すれば、asファイルの文法チェックが行われます。エラーがある場合、何行目にエラーがあるかDOSプロンプト上に表示されます。
上記コマンド「!mtasc %」をいちいちキーボードでタイプするのが面倒な場合は、Vimのキーマッピングを行うと便利です。
Vimをインストールしたフォルダ内にある gvimrc というファイルをVimで開き、一番下の行に
map <F12> :w<ENTER>:!mtasc %<ENTER> map :as :w<ENTER>:!mtasc %<ENTER>
といった行を付け加えます。こうすることで、Vim上で<F12>を押すといつでも簡単に開いたasファイルの文法チェックを行えます。また、<F12>キーはホームポジションから遠く、vi使いならばやや面倒な位置にあるキーなので、上記に書いた二つ目のキーマッピング「:as」を実行することにより、<F12>を押したときと同じくいつでも文法チェックを行わせることが可能になっています。
文法チェックに関しましては以上です。
文法チェックの他に、MTASCのSWFコンパイル機能をVim上から使用することができます。上記サイトの例にならうと
:!mtasc -swf hello.swf -main Hello.as -header 200:200:30
といった感じで実行します。これを一々Vim上で記述するのは面倒くさいので 上記サイトの通りバッチファイル(test.bat等)を作成し、これをVim上で実行するのがよいようです。
:!test.bat
コンパイルする場合は、batファイルを作成したりしなくてはならないので、あまりVimから使用するメリットはないかもしれませんね。
[ FLASH ] [ TOOL ] [ tips ] 投稿者 siratama : 2005年05月28日 19:57
すでに eclipse、 flash8 などをお使いだと思われ、時期を逸してますが...
makefile を適当に作れば、
vim の :make で、コンパイル&プレビューできます。
エラーがあれば、エラー行へ飛びます。
投稿者 通りすがり : 2005年12月01日 02:42